わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。 ヨハネ14・6
この世の終わりが来て、他のいのちへ移っていく時、あなたの望むところを求め、またなしなさい。すなわち、この唯一の道を運ぶか、永遠に滅びるかです。キリストはおっしゃいました。わたしは、あなたが父のところに行くための唯一の道であり、ほかにはない。「わたしは真理であり、いのちである。わたしだけがそうである」。ですから、わたしたちはこの人にしっかりとすがりつき、わたしたちの告白する信仰のうちにしっかりととどまり、苦しみの時にも、死の時にも、つねにそうするのです。そして、次のように言います。
わたしは、キリスト以外に救いとか相談相手、助けとか慰め、道とか進路を見いださない。わたしの主キリストは、わたしのために、苦しみ、死に、よみがえり、天にのぼってくださった。このかたにのみ、わたしはよりすがる。たとえ、よみと、死と、悪魔だけが、わたしの四方を取り囲んでも、わたしはたゆみなく主にすがろう。それは、このかたは、鉄製や石づくりのものにまさる堅固さをもった、正しい道であり、橋であるからだ。たとえ、この真理が成就せず、わたしをあざむくことがあろうとも、その前に天地は爆発するにちがいない。
ヨハネ福音書14章の講解