こうして、心を一つにし、声を合わせて、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神をあがめさせて下さるように。 ローマ15・6
わたしたちが神に対してなすことのできるすべては、讃美と感謝です。主ご自身がおっしゃっているように、これは唯一のまことの奉仕です。
しかしもしわたしたちが神を愛さず、神の贈り物を受けないとすれば、唯一のまことの奉仕である讃美と礼拝を、どうして神にささげることができるでしょうか。しかしまたわたしたちが、神とその贈り物を知らないとすれば、どうして神を愛することができるでしょうか。さらにまた、神とその贈り物についてのべ伝える人がなく、福音がますの下におかれっぱなしになっているとすれば、どうして神とその贈り物について知ることができるでしょうか。なぜなら福音のないところでは、神を知ることができず、それゆえ、神に対する讃美も愛もないからです。そこで、当然礼拝もなくなります。
パウロはわたしたちがひとつ心になり、声を合わせて神を讃美するようにすすめております。このことは、わたしたちがキリストにある同じ贈り物を受け、みな平等であることを知り、ひとつ心になり、それによってだれも他より自分を高しとせず、まただれも特別の贈り物を要求しないときに、実現されることです。
降臨節第2主日の説教