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ルターによる日々のみことば

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2022/12/15 (木) のみことば

主を受けいれた者

しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。 ヨハネ1・12

 ここに神の子の来臨によってもたらされる、実にすばらしい栄光を見いだします。それは主が世を助けるために、神からつかわされたかたであると信じ、信頼し、受けいれた人たちに、もたらされる栄光です。主の名を信じた人々には、神の子となる力と権利を与えてくださるとは、全く新しいわざであり、道であります。

 要約していえば、神の子とされるような高い栄誉とすばらしい自由と力にいたるには、ただキリストを知り、主を信じるだけであって、それ以外の道、方法、手段によっては決して得ることができないということです。この栄光は年ごとに、そして日ごとにわたしたちに向かってのべ伝えられ、差し出されていますが、あまりにも偉大であって、だれも十分に考え尽すことができませんし、ましてや、ことばであらわすことはできません。アダムの時以来生まれつきこのようにみじめで罪に定められたあわれな罪人であるわたくしたちが、この高いほまれと栄光のうちにはいり、そしてわたしたちはその子とされ、キリストはわたしたちの兄弟となり、そして、わたしたちはキリストと共同の相続人とされ、しかも愛する天使たちがわたしたちの主人でなく、わたしたちのしもべとなり、兄弟となるのです。このように偉大な圧倒的なものでありますから、このことを深く思いめぐらした人は全く驚いて、「愛する兄弟よ、そんなことがありえましょうか。それはまことでしょうか」と言います。

 それゆえ、ここでは、聖霊が主でなければなりません。ここでは、主はこの知識をわたしたちの心に書き込み、わたしにちの心にあかしされ、それによって、「しかり」となり「アーメン」となり、わたしたちはキリストを信じる信仰によって、今も、とこしえまでも神の子となります。

ヨハネ福音書1章の講解


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