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ルターによる日々のみことば

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2024/8/15 (木) のみことば

信仰と職業について

奉仕であれば奉仕をすべきである。 ローマ12・7

 すでにわたしは、自分たちの群れの中でお互いに生活しているキリスト者は、彼らのために役人も剣もいらないと言いました。彼らは自分たちのためには求めもしなければ、用いもしません。しかし、この世のまことのキリスト者は自分のためだけに生きるのでなく、隣人のために生き、奉仕をしますから、隣人の助けとなり、そのために必要であれば、彼の霊的性格により、自分のためだけならばしないことでもするのです。それゆえ、平和が保たれ、罪が罰せられ、悪が追放されるために全世界は剣を必要としておりますので、キリスト者は喜んで剣の支配に服従し、税金を払い、役人を尊敬し、兵士として仕え、おそれと名誉を維持するようにこの世の権威を強めるためにできるあらゆることをします。

 こうして、ふたつのことが両立します。あなたがたは、外的にも内的にも、神の国のために正義を遂行するとともに、この世の国のためにも正義を遂行します。悪と不正を耐え忍ぶとともに、悪と不正を罰します。悪に抵抗しないと同時に、悪に抵抗します。一方の場合にはあなたがた自身のことを考え、あなたがた自身の益が問題とされております。一方では、隣人とその益について考えております。あなたがた自身とその益に関する場合には、福音に立ち、まことのキリスト者として、自分に加えられる不正を耐え忍びます。隣人とその益に関する場合には、愛に立ち、隣人に加えられる不正をゆるしません。福音はこうした態度を禁じておりません。むしろある場所ではそうするように命じております。このようにしてすべての聖徒たちは世のはじめから剣を用いてきました。

この世の政府について


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