新しい歌を主にむかって歌い、喜びの声をあげて巧みに琴をかきならせ。 詩篇33・3
音楽は、神から与えられたもっとも美しくすばらしい贈り物のひとつです。サタンは、音楽をきらいます。それは誘惑とあしき思いを追い払う大きな力をもっているからです。悪魔は、この女性(音楽)をうけいれません。音楽はもっともすばらしい芸術のひとつです。音楽はことばを生かします。サウル王の例に見られるように、音楽は悲しみの霊を追いやります。
音楽は悲しんでいる心にたいする最良の香油です。それは心に満足を与え、生気を与え、心を生きかえらせるのです。
音楽は神学とならんで神の与えられた栄光の贈り物です。わたしはこの世のなにものをもってしても、この音楽という小さな贈り物と交換することをのぞみません。わたしたちは青年たちにこの芸術を教えるべきです。これはりっぱな賢い人々をつくるからです。
「主にむかって新しい歌を歌え。全世界よ、主にむかって歌え」。神はわたしたちの心と思いをその愛するみ子によって喜びにみたしてくださいました。このみ子はわたしたちを罪と、死と、悪魔からあがなうために、神がわたしたちにくださったかたです。この真理を信じる人はだれでも、これについて喜びの歌を歌い、語らざるをえませんから、他の人々はそれを聞き、その理由を知ることができます。反対にもしこれについて歌ったり、語ったりしないならば、それはその人が信じておらず、新しい喜びの契約のうちにまだはいっていなかったしるしであり、まだ古い曇った契約の中にいることを示しております。
讃美歌集の序文