自由の霊をもって、わたしをささえてください。 詩篇51・12
聖霊は、痛みをともなったおそれや、偽りの愛からではなく、心から神に仕える望みを人に与えます。おそれの心から仕える人は、おそれが続く間しかその奉仕を続けないからです。自分の意志によるのではなく、強制によって、神に仕える人は、刑罰がなく地獄がなくなれば、仕えることをやめるでしょう。同じように、繁栄とむくいを求めて神に仕える人も永続しません。むくいがなく、栄えることもないと知ったなら、神を愛することもやめるからです。これらすべての人たちは、神の救いの中に喜びをもちません。彼らはまことの霊も純粋な心も持たず、神よりも自分自身を愛するのです。しかし、よいしっかりとした意志によって神に仕える人々は、物事がうまくいってもいかなくても、気持ちがよくてもにがにがしくても、主の奉仕にゆらぐことがありません。彼らは、神によって、高貴で、王侯のようで、強制されない自由な意志を与えられ、かたくされてきているからです。「自由な霊」というこの一語は、ヘブル語で、気持ちの良い強制されない霊を意味します。強制によってなされるすべては長続きしません。しかし、自由な意志からなされたことは堅固にとどまります。
七つの悔い改めの詩篇
