「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう」 マタイ18・3
愛する主よ、あなたはあまりにもわたしたちをきびしく扱いすぎます。主よ、あなたはもっと慎重に扱ってくださらないのですか。どうして、あの愚かな幼な子たちを、これほど高く評価されるのですか。愚かな子供が、賢い人よりも高く尊ぶべきであると、どこで教えられ、命じられたのですか。いったい、パウロがあれほど讃嘆して、「神の義、神の義」と叫んだあなたの正義をどのようにして主張なさることができるでしょうか。
賢い人を捨て、愚かな者をとられることが正義でしょうか。それにたいする答えはこうです。あなたは神のみことばを信じ、あなたを捨て、みことばのとらわれ人とならなければならない。わたしたちの主なる神は、わたしたち人間よりも純粋なおもいをもっておられます。それゆえ、主はわたしたちの下品な心を取り去らねばなりません。わたしたちを、あの幼な子や、愚かな者たちのようにする前に、邪魔な大枝、小枝を切りたおさなければならないのです。考えてもごらんなさい。幼な子たちが、天国と死に、なんの疑いもなく直面した時に、どれほどきよらかで、やさしい思いを抱いていることでしょう。彼らはもはや天国にいるもののようです。このように大いなるものとさだめられている幼な子たちは、特別のすばらしい道をもっているのです。
愛する主よ。あなたは、幼な子らのむじゃきな生活をどれほど喜ばれることでしょうか。たしかに、彼らのすべての罪は、すぐゆるされます。
雑録