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ルターによる日々のみことば

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2024/10/18 (金) のみことば

協同体の犠牲

貧しい聖徒を助け、努めて旅人をもてなしなさい。 ローマ12・13

 なんと不思議なことでしょう。わたしたちは毎日われらに必要な品を与えたまえと聖徒たちに願っているのに、パウロは、わたしたちが聖徒たちに与えるようにとすすめているのです。

 パウロはわたしたちが、キリスト者に対してさらにいっそう善行をなすようにふるい立ち、燃え上がることを願って、聖徒たちを助けなさいと言っているのです。ここでパウロがさし示しているのは、まことの聖徒、すなわち、きびしい必要にせまられている人たちのことです。彼らは聖徒のようには見えず、むしろ、貧しい、寄るべのない、うえた、裸の、投獄され、殺されようとする人のようであり、あらゆる人の助けを必要とし、自分ではどうすることもできません。世は、彼らがあらゆるみじめさを受けてもあたりまえの邪悪なならず者であるかのように見ております。しかし、キリストはこのような聖徒たちを、さばきの日に連れ出し、「これらのわたしの兄弟たちのもっとも小さいもののためになしたことは、わたしになしたのである」とおっしゃいます。その時、大聖人崇拝者たちは、これらの聖徒たちの前ではずかしさとおそろしさに打たれ、不面目のために顔をあげることもできなくなります。

 彼らをもてなしなさい。ここでパウロは聖徒たちの必要のいくつかを数えはじめており、わたしたちにどのようにして彼らの世話をすべきかを教えております。すなわち、このようなことはことばだけでなく、行ないによってすべきであり、たとえば、必要な時に彼らをもてなすようなことです。ここには、うえている人たちに食べさせ、かわいている者たちに飲ませ、裸の人に着せるというような、からだのすべてに必要なものが含まれております。


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