わたしは福音を恥としない。それは、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。 ローマ1・16
キリストは、お金も、財布も、この世の国も所有しておられません。これらすべてのものは、この世の王侯に与えられたからです。しかし、ただひとつのわざをご自分に保有しておられます。それは、人間のわざでも、天使のわざでもありません。すなわち、キリストは、罪と、死と、悪魔と、よみにうち勝つ勝利者であり、死のさなかにおいても、みことばを通してキリストを信じるすべての人を救い、支えることができるということです。
アーメン、そうです。わたしたちは、主キリスト、神の子に運命をかけました。そして、キリストはけっしてわたしたちを捨てられません。わたしたちの生涯も、魂も、キリストにしばられています。キリストのおられるところに、わたしたちもおります。キリストから離れては、世と戦う何ひとつの武器をもちません。それゆえ、もしキリストが生きておられるならば、キリストは、わたしたちが、宣教、教え、著述によって、主のために奉仕し、あらゆることを耐え忍んでいることをご存知です。もし、彼と共に運命をひとつとするならば、わたしたちをかならず助けてくださるということを、世も、わたしたちも知っています。それにもかかわらず、すべてのものは一度こわされなければなりません。なにごとも、そのままで残ることはできないのです。
卓上語録