聖書を朗読することと、勧めをすることと、教えることに心を用いなさい。 第二テモテ4・13
わたしはしばしば誘惑を感じ、今日においても十分に自分を守ることができません。わたしは年老いた博士であり、説教者であり、わたしを攻撃する多くの賢い人々よりも聖書に精通しており、また、少なくともそうあらねばならないものですが、それでもこのことに関心をよせる人への見本として、公にこの事実を告白しなければなりません。わたしは毎日幼な児のように成長しなければなりません。毎朝早く、わたしの選んだ美しい詩篇や、みことばや、主の祈り、十戒、使徒信条を、今教わったばかりの子供のように大きな声で読むのです。それにもかかわらず、わたしは毎日聖書を研究し、悪魔と戦わなければならないのです。わたしは自分の心のうちで、「おまえは主の祈りを知っている。おまえは十戒を知っている。おまえは使徒信条を暗記している」などと言うことができません。反対に、わたしは毎日学びに行き、教理問答の生徒としてとどまらなければなりません。わたしはそれがどれほどすばらしくわたしを助けているかを感じます。また、体験によって神のことばが決してくみつくすことのできないものであり、詩篇147篇にあるように、「主の知恵ははかりがたい」ことが真理であることを知っています。
詩篇147篇の講解