「あなたがたに聞き従う者は、わたしに聞き従うのである」 ルカ10・16
神は聖なる預言者と神の人を通して語られました。ペテロが「神の人は聖霊に動かされて語った」と言っているとおりであります。神と人は、人の理性による理解や判断により、相互に分離切断すべきものではありません。むしろ、「この人、この預言者、使徒、または、健全な説教者、教師が、神のことばと命令によって、語り、また、行なうことは、神ご自身が語り、行なっておられることだ。なぜなら彼は神の口であり、道具だから」とただちに言わなければなりません。彼に聞くものは確信をもって言うべきです、「この瞬間、わたしはパウロとか、ペテロとか、だれかから聞いているのではなくて、神ご自身が語り、洗礼をさずけ、罪のゆるしを宣言し、罰し、除名し、または、聖礼典を執行されているのです」と。
ああ、わが主なる神よ。説教者によって語られることばと慰めが、まことに神のことばと慰めそのものであり、そのように神が意図されているのだと、貧しい悔い改めた、くだけた良心が信じる時、その良心は説教者からなんと大きな慰めを受け取ることでしょうか。それゆえ、わたしたちは神がみことばを通して働かれることを、堅くかたく信じなければなりません。みことばは、魂がまことに神を知ることができるように学ぶための道具のようなものです。
卓上語録
