主よ、わたしを捨てないでください。わが神よ、わたしに遠ざからないでください。 詩篇38・21
わたしはひとりです。すべての人にあざけられ、捨てられました。主よ、わたしを受けいれて、捨てないでください。
無から創造するのが神の本質です。それゆえ、神はまだ無になっていないものからなにかをつくり出すことができません。一方、人々はあるものを他のものへと変えますが、どれもむなしい働きです。
神は捨てられた者以外は受けいれられません。病気の者以外の健康を回復されません。盲人以外に視力を与えられません。また、死者以外にいのちを与えられません。神は、罪人以外にきよさを与えられません。愚か者以外に知恵を与えられません。ひと言でいえば、神はみじめな人以外にあわれみを与えず、恥のうちにある人以外に恵みを与えられないのです。それゆえ、高ぶった聖徒や、正しい人や、賢い人は神の材料となることができず、また、神の仕事をすることもできません。彼は自分の仕事のうちにしばられ、自分を架空の、うわべの、偽りの、にせの聖徒、すなわち、偽善者とするのです。
七つの悔い改めの詩篇