キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。 ガラテヤ3・13
いったい、これ以上のことを、神はなさることができるでしょうか。心は喜びと感謝にあふれ、神とキリストに従順にならずにおれるでしょうか。もし、愛と喜びの讃美を神にささげて歌い、喜んで従わないならば、どんな努力と苦しみが生じるでしょうか。もし、これができないならば、信仰はたしかにこわされてしまいます。信仰が増せば増すほど、喜びと自由は増し、信仰がなくなれば、喜びもなくなります。これこそ、律法と律法のさばき、すなわち、罪と死からの、まことのキリスト者の救いであり、自由であります。それは律法と死が存在しないというのでなく、死と律法があたかも存在しないかのようになることです。もはや、律法は罪に導かず、死も破滅に導かず、信仰は律法と死を通して永遠の生命のうちへと歩むのです。
ガラテヤ人への手紙4・1−7の講解