心おののく者に言え、「強くあれ、恐れてはならない」 イザヤ35・4
もし、自分が選ばれた者のひとりであるかどうか心配し、選びの問題で悩む人があるならば、自分が心配していることを感謝し、喜ばなければなりません。なぜなら、神はけっしていつわることのできないかたであり、しかも、「神の受けられるいけにえは砕けたる魂」、すなわち、絶望せる魂であると約束されていることを確信をもって知ることができるからです。「神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません」(詩篇51・17)。自分が砕かれていることを、彼は知っています。それゆえ、彼は約束をしてくださった神の真実性に、全身全霊を投げかけ、神の怒りについての知識から離れます。そして選ばれ、救われます。
ローマ人への手紙の講解