「あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから」 創世3・19
男は子を産む苦しみをもちません。それは女の苦しみです。男は別の仕事を持っています。すなわち、妻と子の面倒を見て、彼らを養うのです。この仕事は非常な心配と労苦を要しますので、だれでも避けようとします。喜んでこの重荷を負う人はいません。しかもこの重荷は負わねばならないのです。それは、もしあなたがたが妻をめとり、額に汗してパンを食べないならば、神はあなたがたのからだに負わせておられた刑罰をとりあげて、魂の上におかれます。これは実に損な交換です。神はあなたがたの魂に、恵みとあわれみを与えようとして、からだをこらしめられるのです。
もし、男と女が結婚して、真に結ばれるならば、彼らは安楽な時を持ちえません。結婚生活は労苦と悲しみを意味するからです。もしそうでなければ、それは神の前に正しくないのです。それゆえ、結婚生活において多くの悲しみと労苦を負う時にも元気を出して、結婚は神の聖なるみこころによって定められていることをおぼえなさい。それゆえ、神のみ名により、わたしはみずから悩みを負い、進んで元気をだして結婚します。もしあなたがたがこの重荷を拒絶し、楽をしたいならば、それがあなたのからだにはどれほど楽でも、魂は滅びます。
それゆえ、神は地をのろい、植物の生える地のすべてのうちで半分も穀物であるようになさらず、ほとんどをいばらとあざみになさいました。それ以外では、植物が育たないようにされたのです。人が働くようにということがみこころですから、神は大部分がいばらとあざみであるようにさだめられました。このようにしてわたしたちを訓練されることが神のみこころなのです。
創世記講解