「あなたがたは、それをなし遂げることもできないのに、どうして、そのように主の命にそむくのか」 民数14・41
ドイツにおいて、今日ほど神のみことばが多く聞かれたことは、これまでになかったと思います。歴史上に、そのような足跡は見られませんでした。しかし、わたしたちが感謝も尊敬もなしに過ごすならば、悪疫に苦しみ、より深い暗黒を体験しなければならないでしょう。親愛なるドイツの諸兄姉よ、市場が戸口で開かれている間に買いなさい。太陽が照り輝き、天侯が良いうちに集めなさい。恵みの神のみことばがあるうちにそれを用いなさい。神のみことばの恵みは吹きよせるどしゃ降りのようなもので、けっして前あった所に帰らないからです。かつてみことばは、ユダヤ人をおとずれたことがあります。しかし、去ってしまいました。今、ユダヤ人は、なにも持っていません。パウロはギリシャにたずさえました。そこからもまた去りました。今やそこにはトルコ人がおります。ローマとイタリーの国々にもみことばはおとずれました。しかし、去りました。今、彼らは教皇を持っています。そこで、ドイツの諸兄姉たちよ、あなたがたはみことばを永遠に持つことができると考えてはなりません。恩知らずと軽蔑のあるところにみことばはとどまらないからです。ですから、すべての人はできるかぎり、しっかりと、とらえ、保ち続けましょう。怠惰な手はわざわいの年を受けねばなりません。
全ドイツ都市評議員にたいして、キリスト教学校を設立し、維持するようにとのすすめ