「勇ましくしてください。われわれの民のため、われわれの神の町々のため、勇ましくしましょう。どうぞ主が良いと思われることをされるように」 サムエル下10・12
この世のすべての支配と権威は、時がくるまで神の判定、すなわち、ご命令と、キリスト者の祈りに支えられていることを、わたしたちキリスト者は理解しておかなければなりません。このふたつは、全世界を支える二本の柱です。もしこのふたつがなくなれば、さばきの日に予定されているのと同じように、すべては地に倒れなければなりません。今日においても全国家と権威者は弱められ、倒れはじめております。このふたつの柱はいままさに沈みつつあり、倒れつつあるからです。しかし世はそれ以外の道を望みません。(みことばは世にほまれを与え、支えておりますが)、世は神のことばを受けいれようとせず、反対に罪のないキリスト者の群れを迫害し、殺すからです。そして世を支えていてくれる柱にむかって怒ることをやめないのです。それはちょうど、狂人の男が自分の家をバラバラに引きさこうとしているかのようです。これに対してわたしたちはなんの感謝を受けなくとも、持ちこたえられるかぎり、この傾向に耐え抵抗するでしょう。しかし世の滅亡と破壊がやってきて、神のことばとキリスト者の祈りがとまった時に、悪魔とこの世の神々は、世にあわれみを示すでしょう。
ヨハネ福音書14−15章の講解