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ルターによる日々のみことば

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2024/9/9 (月) のみことば

思い煩わないように

わたしはあなたがたが、思い煩わないようにしていてほしい。 第一コリント7・32

 絶望をもたらす不信仰は、なおもわたしたちのうちに深く根ざしているので、わたしたちはいつも食物と飲み物に心を煩わせながら生活しています。それはわたしたちが、神がどのようにわたしたちを支えてくださるか知ろうと願うからです。わたしたちは納屋が穀物でいっぱいになり、金庫が金であふれ、神を納屋と金庫にしばりつけておきたいと願っております。しかし神のみこころは自由であって、時間、空間、人、その他のあらゆるものを超越した統治者であります。それゆえ、思い煩いを主にゆだね、わたしたちを養ってくださるままにまかせなさい。主はわたしたちが必要な時に、必要なだけ穀物を下さいます。わたしはただこういえばよいのです、「わたしはきょう働こう。そして神が食物を与えてくださることを知っている。明日もまた同じである」。こうしてわたしたちは、主がわたしたちに食物を与えてくださり、なんの思い煩いの必要もないことを理解しなければなりません。

 それゆえ、わたしたちはすべての思い煩いを主にゆだねます。わたしたちのなすわざと苦痛は、信仰と矛盾するものではありません。むしろ、肉の訓練の益となります。しかし、思い煩いは神と矛盾します。婦人は子供のために心を使い、家の中を走り、そして、神が彼女のためにどのようなみこころを示してくださるかを待ち望むべきです。同じように、男は働いて、自分を神にゆだねなければなりません。神は決して彼を捨てられません。神は明らかに約束してくださいました。反対に、わたしたちが思い煩いによって得るものは神の道に立ちはだかり、わたしたちのうちに働いてくださる神のみわざを妨害することだけです。

創世記の説教


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