神戸ルーテル神学校−入学に関するFAQ

Q:入学資格は?
A:
  1. 神の国の働きに召されているという召命感をもち、それにふさわしい教会活動をしている。
  2. 少なくとも一般大学教養課程二年を修了しているか、これと同等の学力をもっている。
  3. 神戸ルーテル聖書学院一年課程を修了しているか、これと同等の聖書知識をもっている。
  4. 入学試験に合格する。
  5. 一年以上の伝道実習によって伝道および牧会の賜物をもっていることが明らかにされていることが望ましい。
  6. 神学修士号を取得するためには、一般大学四年課程の卒業資格あるいはこれと同等レベルの学びが必要とされる。
  • 特別な事情のために上記入学資格の一部を満たさない場合でも教授会の推薦と理事会の承認の上、入学が許可される場合もあります。
  • 聴講は随時可能です。 また聴講で単位をとることもできます。


Q:入学手続きについて教えてください。
A:入学志願者は、次の書類を本校事務局まで提出します。 
  1. 入学願書(所定のもの)
  2. 履歴書(市販の用紙)
  3. 住民票写し
  4. 最終学校卒業証明書と成績証明書
  5. 聖書学院の卒業証明書と成績証明書(卒業者のみ)
  6. 入信のいきさつと召命に関する自筆のあかし文
  7. 医師による健康診断書
  8. 推薦状
  • 所属教会の牧師(または指導者)、および志願者をよく知っている指導的信徒からの各一通を、直接校長宛に送付する。
  • 推薦状の内容は知的、道徳的、霊的面について分けて書かれていること。  また、署名と捺印をする。


Q:学費はどのぐらいですか?
A:神学修士(M.Div.)コースと教職Aコース、および教職Bコースでは学費が異なりますが、詳しくは学 費の項をごらんください。


Q:奨学金はありますか?
A:多くの神学生は所属教団の奨学金を受けています。
神学校独自の奨学金の道もあります。 お問い合わせください。


Q:入学試験の科目は?
A:聖書知識、英語、一般教養、面接ですが、受験者の経歴によって免除される科目もあります。


Q:どのようなコースがありますか?
A:神学修士(M.Div.)コース、教職Aコース、教職Bコースがあります。
その他、聴講生も随時募集しています。


Q:コースによって何が違うのですか?
A:
1.神学修士(M.Div.)コース
神戸ルーテル神学校のカリキュラムおよびレベルは、アジア神学協議会(ATA)によって神学修士課程であると認定されています。 また、ATAの神学修士課程認定校である本校で取得された神学修士号(M.Div.)で、アメリカなどの神学教育機関で大学院レベルの神学の学びが可能になります。 神学修士(M.Div.)コースに必要な条件を満たし、学位認定された場合に「神学修士号(M.Div.)」の学位が授与されます。 卒業に必要な単位は、145単位です。
なお、神学修士(M.Div.)課程で、他の神学校での取得単位がある場合には、単位トランスファー数を算出して、科目、単位数が決まりますので、お問い合わせください。
履修科目は次のとおりです。
旧約神学部門 [26単位]
ヘブル語/旧約緒論/旧約釈義/旧約神学 ほか
新約神学部門 [36単位]
ギリシャ語/新約緒論/新約釈義/新約神学 ほか
組織神学部門 [24単位]
宗教哲学/教義学/キリスト教倫理学/弁証学 ほか
歴史神学部門 [24単位]
教会史概論/教理史/日本神学思想史 ほか
実践神学部門 [22単位]
説教学/牧会学/キリスト教教育/宣教学/教会音楽 ほか
選 択 科 目 [ 7単位]
伝道実習/原書講読 ほか
卒 業 論 文 [ 6単位]
 
2.教職Aコース
履修科目は神学修士(M.Div.)コースと同じで、卒業に必要な単位は145単位です。

3.教職Bコース
教職Aコースよりも履修科目が少ないため、卒業必要単位は92単位です。 教職Bコースについては、神学校へ直接お尋ねください。


Q:卒業生の行き先は?
A: ほとんどの卒業生は出身教団(教会)の教職者として遣わされていますが、これは教団などとの話し合いで決定されます。 近畿福音ルーテル教会、西日本福音ルーテル教会、フェローシップ・ディーコンリー福音教団などの教職者や、海外(インドネシア、タイなど)への宣教師として派遣された卒業生もいます。
 特に、神学修士(M.Div.)コース卒業の場合には、さらに学びを深めるため、本校で取得した神学修士号(M.Div.)で、アメリカなどの神学教育機関で大学院レベルの神学の学びが可能になります。 またATA/J加盟の福音主義的神学校によって、アジア神学大学院・日本校(AGST/J)が開かれています。
 アジア神学大学院(AGST)というのは、ATA全体の活動の一つで、日本では神戸ルーテル神学校をはじめ6つの神学校が協力してAGST/Jを組織し、千葉、東京、神戸、大阪での研修センターを開いています。 ここでさらに、神学専門修士課程(Th.M.)、牧会学博士課程(D.Min.)、神学博士課程(Th.D.)の学びができるようになっています。


Q:年間スケジュールを教えてください。
A:神学校は3学期制です。
1学期は4月〜6月、2学期は9月〜11月、3学期は12月〜3月です。 この間に7〜8月の夏期休業、12月後半〜1月前半の冬期休業、3月の春期休業があります。


Q:図書館はありますか?
A:はい、あります。 本校の図書館には約18000冊の蔵書があり、ホームページから検索が可能です。


Q:学生でなくても受講できますか?
A:聴講制度を利用することで、単位を取ることも可能です。
入学は随時行っていますので、詳しくは神学校事務局までお問い合わせください。


Q:学生寮はありますか?
A:男子寮、女子寮の空き部屋は毎年若干数あります。 ご希望の方はお問い合わせください。
現在のところ家族寮はありません。


Q:学生寮の費用はどのぐらいですか?
A:全コースとも共通で、寮費は年額252,000円です。
その他に冷暖房費として、年額12,000円が必要です。


Q:家族がいるのですが・・・
A:現在のところ家族寮はありませんが、近くのアパートなどに住み通学することができます。


Q:学生生活について教えてください。
A: 朝8時30分から授業が始まり、10時10分に1コマ目の授業が終了した後、10時20分から35分まで、チャペルにおいて讃美と御言葉の時が持たれます。 10時50分から2コマ目の授業が始まり、12時30分に午前の授業は終了します。 昼休みは12時30分から13時30分までの1時間、学生室で弁当を食べる人や聖書学院の食堂を利用する人など様々です。 この時間に学生同士の良い交わりが持たれます。 そして、13時30分から午後の授業開始で、15時10分に終了します。
 授業が終わった後は、図書館で勉強したり、自主的な祈り会をするなど自由な交わりの時を過ごし、通学生は家に、また寮生は寮へと帰っていきます。
 休みは土曜日と月曜日です。 日曜日は各教会においてフィールドエデュケーションとして、実際に教会に派遣されたときのための実践的な訓練がなされ、牧師から指導を受けます。
年に一回は、拘置所でのソフトボール大会やクリスマス会にも出かけます。 また、各学期の最後には、学生会主催のバーベキューや鍋などで学生と教職員の親睦会も行われます。


Q:アルバイトなどはできますか?
A:特に禁止していませんが、勉強の量が多いためほとんどできないでしょう。


Home  はじめに  プロフィール  学びのコース  学生募集  特別/集中講座


神戸ルーテル神学校